【音大でも教えてくれない】音楽家に大切な耳の使い方

 

音大では耳を鍛える授業が無い!

テレビで歌を聴いていて、「あの人うまいなあ」とか、「音程ずれてる?」とか気付くのに、なんだか自分では上手く歌えない。

 

音大でも、なかなか教えてもらえません。なぜなら音大の先生は最初から出来ちゃってる人が多いから。

 

やはり、音大で教えるレベルのプロフェッショナルな方々は、天才肌な方が多く、長嶋茂雄さんじゃないですが教え方がふんわりとした先生が多いように感じます。

 

耳は良くも悪くもなる!

良いレストランに通っていると舌が肥え、ジャンクな物を食べてばかりいると高級な物の味が分からないように、耳も環境によって精度が変化します。

 

人間は環境に慣れるように出来ていますので、例えばプロレベルの方でも、ド下手なアマチュア合唱団に入っていると、だんだん耳が悪くなっていきます。

 

最初のうちは、「酷い音程だなあ」と思いつつも、少しずつ環境に順応し、不快感を排除するように脳みそが働いてしまうんですね。

 

 

耳を鍛える方法。

では、どうやって耳を鍛えるのでしょうか?

それは、まず

耳を澄まし続けること。

 

聴こう、聴こうとすればするほど耳は良くなり、反対に無意識に聞いていると耳は衰えます。

 

その上で、、、

 

・良い音楽をたくさん聴くこと。

CDももちろん良いです!が、やはりライブは至高です。コンサートに足を運びましょう!!

・一緒に活動するメンバーを格上の人にすること。

先ほどの合唱団の話にも出ましたが、耳は順応しますので、一緒に活動するメンバーのレベルが高いほど、

自身のレベルも高く引っ張り上げてもらえます。

・よく聴こえないパートに耳を傾けてみる

バンドだと、ベースやキーボードの音を聴くのが苦手、よく聴こえない、という方が多くいらっしゃいます。

そんな、よく聴こえないパートに耳を澄ましてみましょう。

その「耳を澄ます」という行為が、確実にあなたの耳を良くしてくれます。

 

他にも色々方法がありますので、レッスンやHPでも紹介していきたいと思います。

 

今鳴っている音を大切にする

ココ、すごく大事なので、一つの項目にしました。

 

私は子供の頃、バイオリンのレッスンで「譜面はもっと先を見て、予想して弾きなさい」とよく言われました。

確かに、速いパッセージや難しいパッセージの部分は、先読み先読みしないと間に合いません。

 

しかし、そこに思わぬ落とし穴が!

 

音、というものは、鳴った瞬間に終わりではなく、長さがあります。

次へ次へと考えていると、今鳴っている音を意識していない、雑なゾーンが生まれてしまいます。

今鳴っている音の、最後の瞬間まで大事にしましょう!

☆一音入魂!!☆

 

一つ一つの音を、鳴った瞬間での「」では無く、音の鳴り始めから鳴り終わる所までの「」として捉えましょう。

最初は難しいですが、意識し続けていると、あなたの耳と音色はどんどん良くなっていきます。

 

レッスンでもこの耳の使い方は最重要視するところで、身に付くまで繰り返し指導していきます。

 

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